2014/05/21

潮干狩り

潮干狩りしたいな、と考えて、できるとこないか調べてる。
宮城県の潮干狩りはいつからなくなってしまったのか。
少なくとも2014年シーズンでは、松島以南で公式的にはできるところがない。

1980年代ごろは、浦戸諸島とか、野蒜とか、亘理とか、いろんなとこで潮干狩りできた。
そしてどこでもザクザク採れた。地元の漁協が稚貝をまいていたらしく、その対価として入漁料は払っていた。

ところが、2004年ごろから外来種のサキグロタマツメタガイにアサリが壊滅的に食い荒らされ、2011年には津波。
いまは、松島湾内で観光としての潮干狩りできるところはない。
震災前までは奥松島・宮古の波津々浦漁場潮干狩場というところで、観光客を相手にした臨時の潮干狩り場が期間限定で営業していたようだが、
いまはもうやっていない。地元漁協に電話してみたら、えらく冷たい態度だった。再開するつもりはなさそうだ。
客側のマナーの低下に嫌気がさした面もあるらしいが、宮城県漁協にとって魚介は「買ってくるもの」と位置づけておいた方が都合いいんだろう。



万石浦や三陸海岸の方はどうなんだろう。

公式的にはできないが、福浦橋のあたりや蒲生では遊び半分で採っている人がいるようだ。
どうなってるのか見に行ったら、10個20個程度しかとっていない親子に「あれは勝手にとっていいのか?」と詰め寄る被災地巡りの観光客がいて、
殺伐とした気分になった。

もう、地元漁師に頼み込むぐらいしか方法はないんだろうな。なんだかつまらない時代になった。